新着情報

2024年4月2日
SuMPO環境ラベルプログラム事務局



2024年度SuMPO環境ラベルプログラム説明会

アーカイブ配信およびQ&Aについて


 一般社団法人サステナブル経営推進機構(東京都千代田区、代表理事:壁谷武久、以下、「SuMPO(さんぽ)」という)は、日本で唯一ISO14025に準拠しEPD(Environmental Product Declaration)プログラムを運営しています。
 これまで数回にわたりご説明会を開催してまいりましたが、2024年度4月からの変更点のご説明に加え、今後の日本のEPDの方向性や新しい取り組み等につきまして、説明会を開催いたしました。
 既にプログラムにご参加いただいている事業者の皆様はもちろん、これからご参加を検討されている皆様におかれましてもぜひ本説明会動画をご覧ください。

■説明会資料申込フォーム
フォームよりお申込みいただきますと資料ダウンロード用のURLを送信します。
https://ws.formzu.net/fgen/S76801211/

■アーカイブ配信(YouTube)
https://youtu.be/uCIDvl6VVFI

■Q&A   ※2024年4月22日更新


【新料金について】
Q1. EPDシステム認証審査料について、各認証機関が個別に料金を定めることになっていますが、SuMPOで審査を実施する場合の料金は変わるのでしょうか?
A1. 変更を予定しております。

【MiLCA for EPDについて】
Q2. MiLCA v3.1を購入するにはどのような手順が必要ですか?
A2. 下記のMiLCAのウェブサイトよりお問い合わせください。
https://www.milca-milca.net/

Q3. MiLCA v3.1を購入せずにデータ収集までを自社にて実施し、算定から申請に関してはコンサルティングに委託することは出来ますか?
A3. 可能ですが、委託先の企業がMiLCA v3.1 コンサルタント用エンドユーザーライセンスを取得している必要があります。
 また、委託元の企業がIDEAv3.1ライセンス未取得であり、かつ、IDEAデータベースから出力された検証申請書内の計算過程を確認する場合は、必要なライセンスを取得する必要があります。

Q4. MiLCAで計算に使用できる原単位はEPD申請にすべて使用できますでしょうか?
A4. MiLCA v3.1購入者は、MiLCA v3.1に搭載されたIDEAデータベースの原単位を基本的にはすべて使用可能ですが、一部、SuMPO環境プログラムとして使用不可としている原単位もございます。検証申請書にて使用可能な原単位をご確認ください。

【EPD標準化について】
Q5. EPDではオフセットは認められていませんが、CFPはオフセットが認められていると認識しています。EPDからClimate宣言を出す際に、オフセットをどのように扱うのでしょうか。
A5. SuMPO環境ラベルプログラムではEPDだけではなく、CFPも含めオフセット等による相殺は認められておりません。

Q6. EPD標準化により多領域評価のEPDがベースになるとのことですが、開示する影響領域は2領域でもよいですか?
A6. 現在のEPD (エコリーフ) では最低影響3領域の開示が必須です。今後、開示必須となる影響領域数は変更となる可能性があります。

Q7. 気候変動以外の影響領域の結果はどのように活用されているのでしょうか?
A7. 国外の公共調達制度や規制、認証制度等で気候変動以外の領域を含む環境影響評価が推奨・要求等される動向があります。気候変動以外に重要となる環境影響領域は、評価の対象の製品や地域等により異なることがあります。

【PCRモデレーター制度2024について】
Q8. 注力領域の電力分野とは具体的にはどのような製品・サービスになりますでしょうか?例えば、PVパネル、発電設備、発電所などは対象になりますでしょうか?
A8. EPD算定に用いる一次データ割合を高める目的で、LCAベースの電力原単位データの整備が重要と考えています。多くの算定に用いられる二次データの国平均電力原単位のみならず、各地域や各社ごとの電力原単位がEPDの算定に利用可能となることが望ましいと考えており、電力一次データ整備に直結する取り組みは2024年度の注力領域の範囲となります。

Q9. 2024年度に追加された注力分野「飲食料品分野」において、食品容器専用の材料は対象となりますでしょうか?
A9. 「飲食料品分野」は食品や飲料、その原料となる農作物等が対象の範囲になります。

Q10. PCR策定において、他社製品と比較されることに懸念があります。他の業界の事例含めて、他社製品比較に対してSuMPO環境ラベルプログラム事務局(以下、「事務局」という。)としてどのように考えていますでしょうか?
A10. EPDプログラム (SuMPO環境ラベルプログラム) の枠組みでは、PCRにて製品カテゴリーごとの共通LCA/CFP算定ルールを策定するのみならず、環境情報の受け手が誤った形で製品間の比較を実施しないよう、ISO14040、ISO14040、ISO14025に準拠し比較可能性に関する条件を詳細に定めています。
 今後も当該国際規格に準拠し、EPDプログラム全体を通したデータの比較可能性を追求しつつ、情報の受け手が比較条件をより分かりやすく認識できるEPDフォーマットにアップデートする等、様々検討してまいります。

Q11. EPD取得以外において、PCR策定のメリットは何でしょうか?
A11. PCR策定は、業界全体での製品環境情報の算定及び開示に関する共通認識を作ることを意味します。また、策定されたPCRは、EPDを取得しない場合でも、有償で各社の社内試算等にもご活用いただくことが可能です。EPDの取得有無にかかわらず、PCRを策定することは、自社が共通ルールに基づいて算定できるメリットはもちろん、他社にも同じ条件で算定してもらう環境を作る、という点もメリットになり得ると考えます。
 例えば、競合他社が環境影響の非常に低い製品 (例えば、カーボンニュートラル製品) を世に打ち出して来たとしても、PCR策定済みの製品群であれば、自社の顧客に対して「それはPCRに沿った算定ではないので妥当ではない」という説明を理路整然とできるようになるかもしれません。
 ただし、EPDではない算定結果 (EPDプログラムの枠組みで検証されていないデータ) は、仮に共通ルールのPCRを参考にした数値であっても信頼性、客観性に乏しいデータになりますので、情報の取り扱いには十分注意してください。

Q12. PCRモデレーターについて、事務局アサインの場合にレビューパネルが無料になるのは何でしょうか?
A12. 事務局よりアサインするPCRモデレーターは、本プログラムが力量及びPCR策定実績等を確認したLCA・PCRの専門家である一方、立候補のPCRモデレーターに対しては、立候補時点で本プログラムによる力量等の精査を実施しておりません (経験等の自己申告のみ) 。PCRモデレーターの力量によって、PCRの最終合否判断となるPCRレビューパネルでの審査工数が大きく増減することから、このような料金設定としております。

Q13. PCRのプログラム外利用とは例えばどのようなケースがありますか?
A13. 各社での社内利用向けの試算や、工業会等での共通ルールとしてのご活用、LCA算定ツールへの組み込み等、様々なケースが考えられます。なお、各社での試算を目的とした利用以外の用途におけるPCR利用料はケースごとに異なりますので、料金については具体的なPCR利用の用途を事務局までお知らせください。

Q14. PCRのプログラム外利用の10万円/年については、会社ごとに請求されますか?それとも、部門ごとの請求になりますでしょうか?
A14. 原則としては組織単位で1PCRあたり年間10万円です。個別のケースについては、具体的なPCR利用の用途を事務局までお知らせください。

【新ロゴ(SuMPO EPDについて】
Q15. 新ロゴについて、新規宣言における現CFPロゴ (秤マーク) の使用は継続可能なのでしょうか?
A15. 2024年5月14日までに登録公開申請を行った宣言については、検証有効期間中は引き続き現CFPロゴ (秤マーク) の使用が可能です。

Q16. 新ロゴのデータの提供はいつ頃になりますでしょうか?
A16. 確定次第お知らせいたします。

Q17. 新ロゴについて、製品カタログ等で既にマーク利用申請済の案件については新ロゴでの再利用申請は不要でよろしいでしょうか?
A17. 新ロゴマークに切り替える場合、申請が必要です。マーク利用申請済で、現エコリーフロゴ、現CFPロゴ (天秤マーク) を継続して使用される場合は不要です。新ロゴマークの利用申請方法については確定次第お知らせいたします。

Q18. 現CFPロゴ (秤マーク) は2024年4月以降、新規検証申請案件には使えないということでしょうか?また、新ロゴマークを製品に付ける場合、登録番号はどの様に配置されるのでしょうか?
A18. 現CFPロゴについて、2024年3月末以前に検証申請している案件は、現CFPロゴが使用可能です。2024年4月以降に申請する宣言には、CFPロゴ (秤マーク) は使えません。登録番号の配置等の詳細は5月15日に公開予定です。

Q19. 現エコリーフロゴを使用しており、移行期間中はエコリーフロゴを使用可能とのことですが、今後は新ロゴに変更が必要になりますか?
A19. 2025年4月以降の登録公開申請及び更新においては、新ロゴマークに変更していただく必要があります。

Q20.ロゴからは「エコリーフ」の文字がなくなりますが、宣言の「呼称」も変更となりますでしょうか?
A20. 呼称についても今後「エコリーフ」から「SuMPO EPD」に変更となります。

【新ウェブサイトについて】
Q21. ウェブサイト更新の度にURLが変更されるのでしょうか?
A21. ドメイン (ecoleaf-label.jp) はウェブサイト更新があっても変更はありません。ただし、5月のアップデートでウェブサイトの構造が更新されるため、EPD (宣言) にリンクさせるためのページのURLは変更になります。その次のアップデート (現時点では10月頃を予定) では、主に事業者様向けのポータルページを追加予定ですが、EPDにリンクさせるページのURLに変更はありません。

Q22. 新ウェブサイトでは、従来エコリーフ (2017年のプログラム統合前にエコリーフプログラム取得した宣言) 、従来CFPプログラム (2017年のプログラム統合前にCFFプログラムで取得した宣言) での登録実績も確認できるのでしょうか?
A22. プログラム統合前の従来エコリーフ、従来CFPプログラムの宣言は、これまでと変わらずそれぞれのウェブサイトにてご確認いただきます。
 なお、従来エコリーフ、従来CFPプログラムの公開は2025年3月末までとなりますことにご留意ください。
 新ウェブサイトへの掲載をご希望される場合、現行プログラムにて新たにEPDを取得してください。

【新プログラム規程(GPI:General Program Instructions)について】
Q23. 新GPIに関する説明は別途時間を設けていただけるのでしょうか?
A23. 新GPIの公開後、5月中に別途説明会を開催予定です。

Q24. 現在進行形で策定しているPCRについては、新GPIではなく現行規程に基づいて策定して問題ないでしょうか?
A24. 現行規程に基づいて策定ください。新GPI公開後には移行期間があり、移行期間中は現行規程に基づくEPD取得が可能です。

Q25. 自家発電の再生エネルギーは、現行規程においても算定可能ということでしょうか?
A25. 算定宣言規定に記載の通り、自家発電の再生可能エネルギーは算定に用いることが可能です。また、2023年3月にも以下のご案内をしていますのでご確認ください。
※参考:算定における注意点のご案内
https://ecoleaf-label.jp/news/newsDetail.php?id=462

Q26. 新GPIにおいて、原単位の一次データの取り扱いは変わりますでしょうか?
A26. 原単位の一次データの取り扱いも変更予定です。

【その他】
Q27. ecoinventを用いた申請ができるようになると記載がありますが、EN15804+A2に準拠した申請ができるのでしょうか。また、申請が可能となる時期にいつ頃になりますか?
A27. 新GPIは、EN15804 +A2での申請も可能となる見込みです。ただし、事務局から提供する算定ツールがEN15804+A2には対応していないため、申請事業者様で対応するツールをご用意いただく必要がございます。
 また、EN15804+A2での検証申請には、追加料金が発生する可能性があります。なお、IDEA以外のLCIデータベースを用いることの妥当性は、検証の対象となる可能性があります。

Q28. 標準仕様でEPDを取得した場合、個別の製品については標準仕様と異なっていたとしても、EPDを取得していると言えますでしょうか?
A28. 平均値や代表値を用いたEPD取得は可能ですが、平均値や代表値のEPDは個別製品EPDとは性質が異なることに留意が必要です。
 例えば、製品A、製品B、製品Cの平均値として一つのEPDを取得したシンプルな例で解説します。この場合、製品Cの実際のであるため、製品Cの環境情報コミュニケーションに「製品ABCの平均値」として当該EPDを活用いただくことが可能です。
 一方、当該平均値EPDの計算に用いられていない製品Dについて環境情報をコミュニケーションする際には、製品Dの情報として当該平均値EPDを活用することは不適切です。
 上記が平均値EPD、代表値EPDの原則的な考え方ではありますが、オンデマンドでの製造等、製品仕様が多岐に渡る (ひとつとして同じ製品がない) ケース等もあるかと存じます。個別のケースについては事務局までご相談ください。

以上

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